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MORNING TALK

朝の心

自分自身のように

2006.11.21
朝の心

 あなた自身のように、あなたの隣人を愛さなければならない。
   (レビ記19章18節)

 レビ記というのは、毎日の生活のあり方を詳細に説明した律法の書のひとつです。
愛を説明するに際して、イエスもレビ記のこの箇所を引用しました。

 さて、「あなた自身のように」とは、いったい何をさしているのでしょうか。
あなたの数え切れない過ちを、正確に知る者は誰か。それは、あなた自身です。
そういう人であっても、あなたは自分自身を愛しています。
それならば、人を愛せるはずです。
たとえその人の中に過ちが山ほどあったとしても・・・・・これがこの文章の意味です。
聖書は、さらに「あなた自身のように」他人を愛しなさいと命じています。現実に可能なのでしょうか。
自分の身近にいる人で、どうしても気の合わない人、なんとなく虫の好かない人、やることなすこと気に入らない人がいて、どうしても好きになれない。
そう思う人がいるはずです。それが人間なのです。愛することができなくても、恨んで仕返しをしなければ良いのです。
原文は「隣人に対して愛を抱け」。すなわち、隣人を愛せなくてもいい、でも、その人に親切に接しなさい。こう言っているのです。
嫌いな人だからと言って差別をしない、他の人と同様に親切を心がける、ましてや仇をなそうとするという気持ちを断つ。これが「隣人を愛せ」の極意です。

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