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MORNING TALK

朝の心

食育

2006.12.08
朝の心

服部栄養専門学校の校長の服部ゆきお先生は、食のプロから見た「ダメな子供、ダメな人間を作る食事のあり方」について、5つの「こ食」と言う表現をされています。
第1の「こ食」は、「孤食」。小さい頃から独りで食事をすること。これは発育に必要な栄養分が足りないばかりか、社会性や協調性といったものが身につかなくなります。
第2は「個食」。家族で食卓を囲んでいるのに、それぞれがバラバラの物を食べていること。これは食べ物の好き嫌いを増やし、何よりもわがままな性格にします。
第3は「固食」。いつも同じ物しか食べないこと。生活習慣病になります。
第4は「小食」。ダイエットを気にすることでおきること。栄養が足りないから、無気力になるのは当たり前です。
第5は「粉食」。パンなどやわらかい物ばかり食べて育てば、噛む力が弱くなってしまいます。噛む力が弱ければ運動能力も育ちません。
みなさんの食事はどうですか。
孤独な食事によって社会性が育たず、個人的な食事のせいでわがままになる。固執食、小食と粉食では栄養が行き届くはずもなく、健全な肉体は作れません。いつも体がだるくて、心もいらいらしている。その上に自分勝手ときているので、すぐに他人を傷つけるような行動を取る。
食事一つで、人生が左右されます。お心当たりの人はご注意ください。
  (PHP 2006年 10月号 参照下さい)

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