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MORNING TALK

朝の心

クリスマス献金

2007.12.13
朝の心

 クリスマスは幼子の誕生の日で、特に新しい命の誕生や家族、家庭を大切にする日というイメージを持っています。今年の日向学院のクリスマス献金は、「生命の尊さ」を念頭に入れて、「円ブリオ基金」に献金したいと思います。
「円ブリオ基金」、耳慣れない言葉です。「エンブリオ」は、医学用語で8週までの胎児を言います。「生きるために生まれてくるおなかの赤ちゃんを、一口1円、国民の皆様の善意をコツコツ集めて大切に育てていこう!」という仲間が集まって、作られたNPO法人です。エンブリオのエンをお金の単位「円」に置き換えて、「円ブリオ基金」と名づけています。
この基金の始まりは、1992年のある出来事から始まりました。ドイツ・バイエルン州のエアランゲン大学病院は、交通事故で脳死状態になっている妊娠4ヶ月の未婚女性について、胎児が生きていることから出産までの延命措置を続けることを発表しました。この記事を見て支援を申し出たことに端を発し、「ひと口1円1億人への胎児応援ボランティア基金」として発足しました。
1998年10月に、8週までの胎児をエンブリオと呼ぶことから現在の「円ブリオ基金」と改名し、2002年3月に特定非営利活動法人(NPO法人)円ブリオ基金を設立しました。

そのエンブリオからのメッセージを紹介しましょう。
「人の心が優しかった頃、小さな命は大切にされました。
いつの間にか人は多くのものを捨てるようになりました。
テレビ、パソコン、冷蔵庫、そして赤ちゃんの命さえも。
1円玉が捨てられている。1円玉が泣いている。
気づいても拾う人は少ない。
軽いアルミの1円玉 手のひらにのせると温かい。
小さな声が聞こえてきませんか。『私の命を生かして』と。
貨幣の赤ちゃん1円玉は、おなかの赤ちゃん胎児と同じです。
みんなの命の始まりはエンブリオ。
このエンブリオを守るため「円ブリオ」基金が生まれました。
1円玉を生かして、小さな命を生かす。1億人の心を生かす。
あなたの夢を胎児にも分けていただけませんか。」

もっとも小さな命と家庭、家族、社会をサポートする「円ブリオ基金」の活動に賛同して、日向学院も応援します。みなさんもご協力ください。

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