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MORNING TALK

朝の心

金木犀

2008.10.21
朝の心

すでに時期は過ぎてしまいましたが、つい先日まで金木犀の香りがいたるところに漂っていました。ある朝玄関を出るとどこからともなく漂ってくる香りに驚いた人も多かったのではないでしょうか。金木犀は数十メートル四方にも渡ってよい香りを放つのですが、つけている花のひとつひとつはとても小さなものです。そのような小さな花でも、花開き、いい香りを漂わせるためには、それなりの準備が必要です。花はある日突然咲くのですが、咲いていることにわたしたちが気づくというだけの話で、金木犀のなかでは咲くための準備が着々と進められていたのです。見えないところでの、または気がつかないところでの準備は怠りなくなされていたのです。見えないところでの準備があってこそあの香りがあるのです。
 また、金木犀が花を咲かせるためには、ある程度の気温の変化が必要です。つまり金木犀側の準備と同時に、周囲の環境も整う必要があるということです。
 物事は突然にして成るのではなく、当事者のたゆまぬ準備と周囲の環境が必要だということかもしれません。ただ、環境は居心地のよいこともあれば、逆境ということもありえます。

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