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MORNING TALK

朝の心

喜びと感動の一年を

2017.01.18
朝の心

 先日、とある学校の吹奏楽部で行われた引退セレモニーに同席したことがありました。引退するのは当然最高学年の学生たち。一人ひとりマイクを手に、自分たちの思いを語っておりました。最後に元部長の学生がおもむろに、自分が感動してきた思い出を語り始めました。最初は入学式での先輩たちの演奏に感動し、2回目は新入生歓迎会での先輩たちの優しさに感動し、3回目は初めての定期演奏会でのある1曲を全員で吹き切ったときの充実感に感動し・・・。そんな感じで感動したことを一つ一つ語っていったのでした。
 私は聞いていて、こんなにも鮮明に感動した場面を覚えている彼がすごいと思いました。しかしよく考えてみると、本当に心から打ちふるえた体験というのは、なかなか忘れられないものですよね。特に感動を呼び起こすのは、自分も他の人も必死になって取り組んだ思い出ではないでしょうか。ある私の知り合いは、高校サッカー部に所属していたときの最後の試合、負けたら終わりという状況で無残にも鳴らされた終了のホイッスルの音と、ばたっと仰向けに倒れ込んだときに見えたすがすがしい青空が忘れられないそうです。必死に練習してきてやりきった人だからこそ見えた風景でしょう。

 さて2017年を迎えた今、皆さんはこの一年に一体いくつの感動的な体験をすることができるでしょうか。感動的な体験をするために、聖書は次のような勧めを与えてくれます。
「あなたがたは、主にあっていつも喜びなさい。繰り返して言うが、喜びなさい。あなたがたの寛容を、みんなの人に示しなさい。」(フィリピ4:4)
 ドン・ボスコも子供たちにいつも喜んで快活でいるように教えています。この喜びは表面上の面白さだけでは生まれません。必死になって目の前のことに取り組んだときに得られる喜びです。心がこの深いよろこびで満たされていると、小さなことに感動を覚えることができるものです。

 皆さんのこの一年が、喜びと感動で満たされますように。

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