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MORNING TALK

朝の心

人生の道とは

2017.09.27
朝の心

あるラーメン屋の前を通りかかった時のことです。「こってりあっさりラーメン」と書かれた宣伝文句を見て、思わず「どっちやねん!」と突っ込みたくなりました。

これに関連して思うことは諺です。諺は、時と場合によって、あるいは相手によってどのようにでもあてはめることができます。

スタートで失敗した人に「大丈夫、『終わりよければすべてよし』だから」と声をかける一方で、上手にスタートをきるために「始めが肝心」と言ったりします。他にもよく知られているのは、「善は急げ」に対して「せいては事を仕損じる」や、「二度あることは三度ある」に対して「三度目の正直」などです。

 このような諺を使う時には、起こっている出来事の状況を正しく分析し、どういう状況で生まれた諺なのかを理解しておかなければなりません。物事には絶対的な法則はないのです。大切なのは、いかなる場合でも自分はこうあるべきだという強い心構えを持つことだと思います。

 

 元プロボクサー坂本博之さんは、平成のKOキングと呼ばれていました。どんなに打たれても前に出て、力でねじ伏せるボクシングスタイルに多くのファンが魅了され、日本ライト級チャンピオン、東洋太平洋チャンピオンなどに輝きました。

そんな坂本選手は、幼い頃、食べる物もろくに与えられず、兄弟とともに虐待された生活を強いられていました。彼は当時を振り返り、次のように言っています。

「僕は『運命』という言葉が好きではありません。もし生まれ育った環境を『運命』と思ったら、僕はボクシングの夢、ましてや世界チャンピオンになるという夢を追う人間になれなかったでしょう。『運命』とは、突き進む人生の『先に』あるのではなく、突き進む人生と『共に』あると僕は思います。そう考えれば『運命』は、自分自身でいくらでも変えることができます」(「みやざき中央新聞」8月28日より)。

人生の道は、自分で作るものです。切り開いていくものです。道は、自分の前にあるのではなく、後ろに作られていくのです。自分の信じる道、望む道を、状況に左右されることなく、しっかり歩むことが大切なのではないでしょうか。

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