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吉田尚史先生、2年連続、キュリー賞受賞

2017.05.23
学校生活

 「キュウリの会」というのは、県内の物理の先生方が有志で集まってやっている研修会です。
なぜ「キュウリ」かというと、昔「物理学」は「究理学」と呼ばれていた、宮崎はキュウリが名産である、有名な物理学者にキュリーさんがいる、というのを3つかけているんだそうです。
東大・京大の問題を解いて、先生方に向かって代表の先生(毎回変わります)が解説をします。 それに対して、「他に解き方はないか」とか「自分はこんな教え方をしているが、先生方はどうか」とか「条件をこう変えたらどんな結果になるのかなぁ」とか、とにかくざっくばらんに意見を出し合って研鑽を深めようという会です。今年で3年目となります。
 「キュリー賞」というのは、キュウリの会が終わった後に、スーパーティーチャーだった溝上先生から「コンテスト問題」がFAXで学校に送られてきます。それを解いてFAXで答案を提出すると、採点され、その総合得点がトップだった人に「キュリー賞」として記念品が贈られるわけです。昨年に引き続き、ガラスのリンゴ(「The Curie Prize H.Yoshida」と刻まれています)を吉田尚史先生がいただきました。
見た人は必ず「キュウリの会なのにキュウリじゃないんですね」と言われますが、物理学はニュートン抜きには考えられませんし、ニュートンと言えばリンゴですよね。と言ったものの、ガラスの置物でリンゴはあるけれどキュウリはなかったというのが真相かもしれませんが...。

2016年度の問題を振り返ってみますと、
第5回=吉助(焼酎のビン)の口を吹くと音が出るが、その音の高さを理論で表すとどういう式になるか。
第6回=金属中の自由電子の速さを、高校物理の範囲内で説明したとき、うまく説明できるか。
第7回=音速の公式(V=331.5+0.6t)はどうやって導かれたのか。
第8回=空気抵抗がある場合の花火の形はどんな形になるのか。
第9回=銀河の光っている部分だけでは回転速度を説明できない。暗黒物質の分布を考慮して実測値に近づけるにはどうするか。
というテーマでした。

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