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MORNING TALK

朝の心

“小さな努力”

2005.04.26
朝の心

 連休も明けて2日目の朝を迎えましたが、そろそろ生活のリズムは平常に戻ってきているでしょうか。この時期、5月病という言葉をよく耳にします。連休で4月からの緊張感が途切れ、その後以前の生活のリズムがなかなか戻らない、もとの環境に適応できなくなり、精神的に不安定になる・・・このような症状を指して5月病と言われます。また、5月病と少し似た症状として、宿題が多いときや試験前などに、やることが多すぎて何から手をつけていいのか分からず呆然としてしまったり、なぜか普段はやらない部屋の片づけをしてしまったり、ということを経験したことはないでしょうか。これらの症状にはいくつかの共通する特徴があります。無気力になる、自分をコントロールすることが難しくなる、正しい自己評価ができず、物事を達成できるかどうか自分に自信が無くなるなどです。さて、このような症状に対して、あるいはこうならないようにするために一つの方法を紹介したいと思います。それは、毎日小さな小さな努力を積み重ねていくということです。時間にルーズにならないように気をつけるとか、宿題をきちんとするとか、そういう当たり前と思われることでも構いません。宿題が終わったあとに自分なりのちょっとした勉強を加えてみようとか、自分なりのテーマを持って部活に臨んでみようということもいいと思いますし、普段あまり話をしない友達にも挨拶をしてみようということでもいいでしょう。その一つ一つは小さなことでも、そこから得られる達成感や自分もやれるという実感が大切なのです。それが少しずつ自己評価を高め、自分に自信を与え、さらに大きなことへと自分を駆り立てていく力になっていきます。毎日の小さな小さな努力を大切にしてみてください。

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