MENU

閉じる

閉じる

MORNING TALK

朝の心

できない自分にどう向き合う?

2005.06.21
朝の心

 できなくて悔しい思いをする,できない自分に腹がたつ,そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。今,教育実習生たちが一生懸命がんばっていますが,教育実習は私にとって「できない自分に腹がたった経験」のベスト3に入るような気がします。今となってはいい思い出なのですが,徹夜で書いた指導案をぼろくそに言われたり,必死に準備したわりには授業がうまくいかずに落ち込んだり,それに追い討ちをかけるように反省会で怒られたりと,できない自分に腹が立ち続けた3週間でした。
 ところで,日本ユニセフ協会がユニセフ子どもネットというものを立ち上げていて,登録している18歳以下の子どもたちが,お互いの悩みや疑問にそれぞれの意見を真剣に交換しています。「できない自分に腹が立つことってない?」という疑問への回答にはこんな意見もありました。
「できないことを直視するのはつらいけれど,その経験があるからこそ『これからがんばろう!』という原動力になるのだと思っています」 18歳女子
「自分がいかに『できない自分』から少しでも『できる自分』になるかが大切なんだと思う」 13歳男子
「できない自分に腹が立つということは,できない自分を知りしっかり向き合っている証拠だと思うし,そういう自分を見つめ直すことは自分自身の成長を感じられる素晴らしいことだと思う」 18歳女子
「できない自分はたしかに存在する。その自分に対して腹を立ててしまうこともある。でも,そうやって自分を否定してばかりいても,悲しくなるだけだと思う。『できないことがあるからこそ,人と人は助け合えるんだ』と考えている。」 14歳女子
 さて,みなさんはどう考えますか。

閉じる