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MORNING TALK

朝の心

バブソン

2005.06.23
朝の心

 バブソンという人は、20年の歳月をかけて世界中の事業界を研究し、「事業統計」という本を書き上げた統計学の大家です。あるとき、1人の青年が「先生は長い間、事業統計の研究をしておられますが,何か秘訣のようなものがありますか?」と尋ねると、彼はすぐに「あるとも」と答えました。「それは何ですか?」「1日のうち、午後6時から10時までの4時間を大切にすることです。」
 しかし青年は、バブソンの言葉の意味がよく分からなかったので説明を求めました。「多くの人は学校や会社にいる時間が大切だと思っていますが、授業中や勤務中にできる限り努力するのは当然のことです。ところが一度家に帰ると、ごろごろ怠けている人間と、勉強する人間とでは大変な違いになってくるものなのです。6時から10時までの4時間のたとえ半分でも、みっちりと、腰を落ち着けて自分のむざす科目や仕事に情熱を打ち込んでみてください。1年では730時間もある。こうすれば否が応でも成功するではありませんか。」
 これがバブソンの揺るがぬ教えでした。そこまでしなくても……、と思う人がいるかもしれません。しかし、そこまでして何かをやってみようという人が日向学院に増えたら、とてもうれしいことです。

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