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MORNING TALK

朝の心

七夕の日に 〜願いを抱こう

2005.07.11
朝の心

 先日,宮交シティーで市内の幼稚園児たちがつくった七夕飾りを見ました。短冊には幼稚園児たちの純粋でかわいらしい願い事がたくさん書かれていました。そんな願いや夢の1つ1つを見ていると,不思議と幸せな気分になってきます。以前,同じような体験として,発展途上国の貧しい子どもたちが書いたさまざまな願い事を読んだことがあります。悲惨な環境で生きているにもかかわらず,子どもたちの前向きで明るく純粋な願いの数々に心を打たれました。人間は,どんな環境にあっても願いや夢を抱くことができ,それは周りの人に力を与えることができるということなのでしょう。
ところが残念なことに,近年,豊かな日本の社会に生きながら,将来の夢もなく,ただ漫然と日々を過ごしている若者や,さらには「自分は何のために生きているんだろう」,「生きていく意味ってあるんだろうか」と悩む若者が増加しています。ある人たちは,それをこの閉塞的で先の見えない社会のせいだと言います。しかし,本当にそうなのでしょうか。
精神科医のフランクルは,どんな人にも,その人になされるのを待っている「こと」や,その人を必要とする「誰か」が必ず存在すると言っています。どんな状況に生きているかに関係なく,あなたにしかできないこと,あなたを必要とし,あなたを待っている人が必ずいる,そしてそのために,あなたは今,どう生きるかを人生から問われているというのです。

童話作家の葉祥明はこんな詩を書いています。
「うつむいていては 自分の足元しか見えません
 顔を上げて前を見なさい それが本来のあなたの目の高さ!
 視界が広がったでしょう
 次に,もう少し上を見てごらんなさい もっと遠くが見えますね
  あれがあなたの夢や理想! いつかあなたが向かう筈の未来です」

 未来に向かって,自分を待っている「こと」や「人」に向かって,夢や願いを抱ける人になりたいですね。それはきっと,周りの人にも力を与えることになるでしょう。

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