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MORNING TALK

朝の心

学院の一番良いところ

2012.07.13
朝の心

写真  今月の始め、イオンモールで私学フェアーがありました。学院の先生たちも来年度の生徒募集に向け、朝から夕方まで小学生の子どもたちや保護者に話をしました。たまたま私が担当した時、一人のお母さんが来られて次のようなエピソードを語ってくださいました。
 その方のお子さんは県内のある高校に通っていて、弓道部に属しているそうです。5月に行われた高校総体の時のこと、お母さんは、その高校の弓道部員のためのお茶や弁当を両手に抱えて一人で運んでいました。すると、一人の知らない他校の生徒が来て、「お持ちしましょうか」と声をかけてくれ、とてもびっくりしたと同時に大変感激したそうです。その生徒の胸には「サレジアン」と書かれてあり、すぐに学院の生徒だとわかりました。そして弟はぜひ学院に入れたいと思い、今日は説明会に来ましたと話してくださいました。
 私はその話を聞いて本当に嬉しく思いました。これぞ学院生だなぁーと思いました。勉強して難関大学に入ることはすごいことです。試合やコンクールで優勝することも素晴らしいことです。しかし、心が豊かで人間として立派であることが、まず何よりも土台にあるべきだと私は思っていますし、学院教育で一番強調したいところでもあります。
 皆さんの中には、東京ディズニー・ランドに行ったことがある人がいると思います。一度でも行った人はまた行きたいと感じる人が多いはずです。実際、データとしてもディズニー・ランドのお客様満足度はとても高く、毎年、リピート率は98%前後に達するそうです。いったい何が来園者をそういう気持ちにさせているのでしょうか。それは、そこで働くスタッフ一人ひとりがリーダーシップをもっているからです。ディズニー・ランドでいうリーダ―シップとは、「ホスピタリティー・マインド」(思いやり)という意味だそうです。そのため、訪れた人はとても幸せになり、またぜひ行きたいと思うのです。
 学院には生徒や保護者の方以外にも多くの方々が出入りします。また、これからはオープンキャンパスなどのいろいろな機会に、来年度に向けて小学生の子供たちや他校の中学3年生、その保護者の方々がたくさん来校します。そういった方々一人ひとりに、学院生らしい心の挨拶、笑顔、ホスピタリティー・マインドをもって接することをお願いします。なぜならそれが、学院生の一番良いところであり、最も誇れるところだと思うからです。


写真は華道同好会 石神爽良さん(3−1)の作品

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