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MORNING TALK

朝の心

努力すること

2013.03.01
朝の心

生涯、真面目にコツコツと働いてきた一人の年老いた農夫が、死ぬ間際に二人の息子を呼びました。そして「実は今まで黙っていたのだが、お父さんが耕してきたぶどう畑には、宝がたくさん埋まっているんだ」と打ち明けます。
 息子たちはびっくりしました。そしてお父さんが亡くなるやいなや、早速彼らは鍬やスコップを持ってお父さんが残してくれたぶどう畑に出かけ、二人で一生懸命に畑を掘ったり、耕したりしました。しかし、掘れども掘れども宝は見つかりません。隅々まで探しましたが、結局何も見つかりませんでした。それで二人は、お父さんに騙されたと思い怒りました。ところがその年の秋、ぶどう畑には今までにないほどたくさんの実が実りました。それは、二人の息子が土を隅から隅まで耕し、土が豊かになったからです。その時初めて、二人の息子たちは気づきました。地道に働き努力をすることの大切さを、お父さんは自分たちに一番の遺産として残してくれたのだと(川部金四郎著『朝の心』)。

聖書に次のような言葉があります。
「私のこれらの言葉を聞いて行う者は皆、岩の上に自分の家を建てた賢い人に似ている。雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家を襲っても、倒れなかった。岩を土台としていたからである。聞くだけで行わない者は、皆、砂の上に家を建てた愚かな人に似ている。雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家に襲いかかると、倒れて、その倒れ方はひどかった」(マタイ7・24〜27)。
 
結論は簡単ですね。地道にコツコツと努力を続けていくことと、そうでないのとは、結果が全く違ってくるということです。わずかな水でも常に絶え間なく流れ続けていると、そのうち固い石でも貫くように、努力を続けることをおろそかにしないようにしましょう。
写真
写真は華道同好会の指導者 原南游先生の作品

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