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MORNING TALK

朝の心

ある登山家の話

2013.09.10
朝の心

Xin Chao !
皆さん、山に登ったことがありますか。今日は登山家の話を紹介したいと思います。
ある登山家が、重いリュックサックを背負って山道を登っていました。もう、二日も歩き続けていたので、周囲の素晴らしい風景も彼の目に入らないようでした。へとへとに疲れきったこの登山家は、背中のリュックサックを深い谷底に投げ捨ててしまいたいとばかり思っていました。
 疲れた足を引きずりながら登っていくと、道ばたにひとりの年取った女性が座り込んでいました。見ると、足の不自由な男の子を抱いています。年取った母親が子どもを抱いてこの坂道に登るのはきっと大変だろう。こう思った登山家は、ほほえみながら年取った母親に近づき、「私が背負ってあげましょう」と言いながら、母親の手から子どもを抱き上げ、リュックサックの上に乗せて登って行ったのでした。
 皆さん、この登山家のように、愛があれば、苦しみは軽く克服(こくふく)しやすいものとなるのです。イエスもこの世を去るとき、「あなたたちは、互いに愛し合いなさい」とわたしたちに教え、自(みずか)ら模範を示して十字架上の苦しみによって、その大きな愛を示されたのです。これこそ、わたしたちの進むべき道であるとイエスは教えてくださったのです。
Cam on ! Chao!

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