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MORNING TALK

朝の心

信用できる人から信頼できる人へ

2016.01.15
朝の心

 学院卒業生の成人式が、今年も正月二日に学校で執り行われました。男性はスーツ姿でビシッと決め、女性は見事な振袖姿で誰かわからないほど美しくなっていました。
 成人を迎えると、法律的、文化的に大人としての扱いを受けます。では本当の大人とは一体何なのでしょうか。本当の大人とは、法律や形の問題だけではなく、中身のある人、成熟した人を意味するのではないでしょうか。
 私は、本当の大人になるための大切な条件の一つは「信頼」される人になることだと思います。「信頼」されるためには、「信用」される人になることです。
「信用」は、何らかの実績や成果を残すことで得られます。社会では、この実績や結果の積み重ねで「信用」されていくわけです。例えば、ある品物についていつも良いものを作っていれば、「この会社が作ったから」「この人が作ったから」信用できる、あるいは「どこどこの国の食べ物だから」信用できる、と言われるのです。そうした過去の実績や結果を「信用」したうえで、「この人ならこの仕事を任せてもちゃんとしてくれるだろう」とか「この人なら私の秘密を打ち明けても大丈夫だろう」と、その人の未来の行動を期待する感情が「信頼」となるわけです。つまり「信頼」されるためにはまず「信用」が必要であり、「信用」なくして「信頼」を獲得するのは難しいのです。
 
皆さんは今、学校で習っていることを一生懸命に勉強していますか。出された課題には真剣に取り組み、期日通りに提出しているでしょうか。ルールや規則を守ることは、周りから「信用」を得るための大切な第一歩です。そうした「信用」を持つ人が、先生からも友達からも「信頼」される人となっていくのです。
 「信頼」できる大人に成長していくためにも、日々の「信用」をしっかり積み重ねていきましょう。

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