朝の心
ともに十字架を背負って歩もう
- 2025.10.03
- 朝の心
Good morning, everyone. How's it going?
先日、高校のオープンスクールがあって、校内をいっしょに歩いて案内する時間がありました。チャペルの中を案内するときに本校の生徒が、左右の壁にかかっているものを示して、「これは、『十字架の道行』といいます。」と説明していたそうです。さすが学院生だなと思いました。皆さんも知っているとおり、「十字架の道行」とはイエス・キリストが捕らえられてから十字架にかけられ、墓に葬られるまでの苦しみの道のりを14の場面に分けてたどりながら祈るものです。そして、祈りながら、わたしたちの十字架、つまり困難や苦しみを捧げるのです。イエスさまは十字架を背負って苦しい道を歩まれました。イエスさまも途中で転ばれました。だから、私たちが失敗したりつまずいたりすることを、ちゃんとわかってくださるのです。
そして、その十字架は「ともに歩む」ためのしるしでもあります。
「あなたの十字架、重いですね。わたしが一緒に持ってあげます。」イエスさまはそう言ってくださる方なのです。だから私たちも、友だちがつらそうにしていたら「がんばれよ!」だけじゃなくて、少し肩を貸せる人になりたいですね。
一人で背負う十字架よりも、いっしょに持つ十字架の方が、はるかに軽くなります。
イエスさまが十字架の道を私たちと「ともに歩んでくださった」からこそ、今度は私たちが、仲間と「ともに歩む」ことができるのです。
後に復活したイエスは弟子たちに言いました。「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」
そこで、今日は「主が来られたから」と言う歌を紹介します。この歌はカトリック教会の枢機卿である菊地功司教が若い頃に作られたものです。
♪主が来られたから 主がわたしのもとへ
主がともに歩む この道を行こう
主はわたしを呼ばれた
この道は険しく長く
背負うには十字架
一人疲れ果てたとき
主がともに私の肩を支えてくださる
主が来られたから 主がわたしのもとへ
主がともに歩む この道を行こう♪
「希望を胸に、ともに歩もう」
これが、私たちの学校目標です。
God bless you today.