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MORNING TALK

朝の心

「笑い」と「笑顔」

2006.03.14
朝の心

 「笑う門には福来たる」。
「笑い」は私たちに幸福感をもたらしてくれます。さらに最近では、「笑い」は健康を増進し、病気をいやす力もあるとされています。
では、わたしたちが笑うときってどんなときでしょうか。自分が笑っている場面を思い出してみましょう。おかしいとき、楽しいとき、うれしいとき、喜びを感じるとき。
しかし、次のようなときもわたしたちは笑います。人が失敗したとき。人の特徴をあげつらうとき。人をバカにするとき。このような「笑い」は人を傷つけてしまう「笑い」です。わたしたちの「笑い」には意外とこのような「笑い」が多いのではないでしょうか。

 「笑い」のない人はいません。しかし自分の心を開いて「笑顔」を投げかけることのできる人は少ないのではないでしょうか。「笑い」と「笑顔」は違います。
 「笑い」は楽しいことや面白いことがあれば自然に生まれ、形だけでも作ることができます。いわば人間の本能です。しかし「笑顔」は、受け身の笑いではなく、相手に自分のこころを開いたときに生まれるものです。
 一見明るくオープンに思える「笑い」でも、実は相手にこころを閉ざしていることもあるのです。そんな「笑い」ではなく、こころからの「笑顔」を増やしていきたいですね。

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