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MORNING TALK

朝の心

少年よ、大志を抱け!

2011.12.01
朝の心

「少年よ。大志を抱け」
このことばを残して、日本を去ったのは札幌農学校のクラーク博士です。彼は農学校で教えていたのは10ヶ月ほどでしたが、多くの学生に大きな影響を与えました。
彼は学生に日頃から次のようなことばを伝えていました。
「君達は、新しい国つくりのために、また社会のために、有益な人間として育たなければなりません。それには健康に注意し、健全な身体と勤勉な習慣を養い、温順な性質と学問に対する深き探究心を持つことです」これは未来に向かって歩む若者への貴重な助言です。
また「常に紳士でありなさい。人は規則にしばられるのではなく、自分の良心に従うべきです」と伝えています。彼は農学校で聖書を教えていました。今の時代にはありえませんが、国が作った学校の中に、キリスト教というしっかりした価値観を植えつけたのです。さらに学生達の成長を促すために「学問は人から与えてもらうのではなく、自らが獲得していくもの」という基本的な姿勢を説きました。
そして最後の日に、これら一つ一つのことばを学生に思い出させるために、「少年よ、大志を抱け」と言い、自分たちに与えられた使命を果たすよう願ったのです。

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