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MORNING TALK

朝の心

クリスマス献金

2013.12.12
朝の心

Good morning, everyone. How’s it going?

あと2週間でクリスマスがやってきます。クリスマスといえば、学院では毎年献金を集めて、必要なところに送っています。昨年は、東日本大震災の被災地に送りましたね。
今年のクリスマス献金は,11月8日に台風30号の被害を受けたフィリピンの被災地に送ることになりました。 フィリピンの人々はクリスマスが大好きです。その証拠になんと9月からクリスマスソングが聞こえたりします。人口の93%がキリスト教徒であることから、クリスマスは国民の大きな祝日となっているのです。クリスマス前の九日間は、シンバン・ガビという早朝ミサに、多くの人々が与ります。朝4時からはじまり、学校の生徒や社会人もそのミサに参加してから、学校や職場へいくのです。教会の外には、ビビンカという餅のようなものやその他の食べ物を売る出店が並びます。各家庭では、クリスマスツリーや馬小屋はもちろん、建物いっぱいに電飾などが取り付けられます。その中でも、有名なパロルと呼ばれる星の形をしたちょうちんが、あちこちに飾られます。さまざまな色の明かりが点滅して飾っている家や道路を明るく照らします。キャロリングといって家々をまわって、歌を歌う習慣もあります。クリスマスは家族でお祝いするのが普通で、その時期には皆故郷へ帰ります。
このような待ちに待ったクリスマスをフィリピンの人たちは、今年はどのような状態で迎えるのでしょうか。台風の被害を受けた地域では、いまだに行方不明の方々が多くおられ、家もなく、バラックのような建物に住んでいるようです。
レイテ島のタクロバン近郊に住む中学2年のマリフェさん(14)は、ゴミ集積所で見つけたプラスチック製のクリスマスツリーに飾り付けをしていたそうです。自宅は飛ばされ、跡地にがれきで建てた小屋に、父や兄弟5人で暮らしています。マニラに出稼ぎ中の母は、全員の無事を喜んでいます。
 「だから、(クリスマスの)プレゼントは何もいらないの」。マリフェさんはそう話したそうです。
私たちが当たり前のように過ごしている学校生活や家庭生活が、災害によって奪われている人々が数多くいます。そのことを考えながら、少しでも私たちのできる援助をしていきましょう。皆さんの協力をお願いいたします。

God bless you today.

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