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MORNING TALK

朝の心

マザー・テレサの名刺

2017.03.08
朝の心

ビジネス社会での常識では、初めて会う相手と挨拶する時に名刺交換をします。名刺には自分の名前をはじめ、どんな仕事をしているのか、どのような立場なのかなど自分を知ってもらうための情報が簡潔に書かれているからです。「私はこういう人間です」と自分をアピールするために渡すと言ってもよいでしょう。この名刺交換は、今後の関係をつなげていくための大切な入り口ともなっていきます。

さてマザー・テレサは生前、「これはわたしの名刺みたいなものよ」と言いながら、出会った人々にカードを渡していました。そこに書かれていた言葉は次のようなものでした。

静けさの果実は、祈りである。The fruit of SILENCE is Prayer.  

祈りの果実は、信仰である。 The fruit of PRAYER is Faith.  

信仰の果実は、愛である。  The fruit of FAITH is Love.  

愛の果実は、奉仕である。  The fruit of Love is Service.  

奉仕の果実は、平和である。 The fruit of SERVICE is Peace.  

マザー・テレサの人柄をはじめ、マザー・テレサの精神や、彼女の活動の目的がよく表れていると思います。

では皆さんが、自分とはどういう者であるかを簡潔に表すとしたら、どんな名刺を作りますか。出来るビジネスマンは良い名刺を持っていて、使い方も上手なものです。つまり、自分のことをきちんと表現できる人は、社会において良好な人間関係を築いていける人物であると言えます。自分の考えや気持ち、信念、そして生き方をきちんと持ち、表現していくことは、豊かな人間関係をつくるきっかけとなるにちがいありません。

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