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MORNING TALK

朝の心

ほほえみをあなたに

2017.05.03
朝の心

 ある晴れた日曜日、とても重い気持ちで出かけなければならない用事がありました。天気とは反対に心の中はどんよりしたまま、私は校門を出て信号が青になるのを待ちました。すると横断歩道の向こう側で私の姿を見つけた生徒が二人、にこにこと手を振って信号が変わるのを待っていてくれました。そうして校門の前のauショップから中村園芸場まで一緒に話をしながら歩きました。わずか数分間の出来事でしたが、話をしているうちになんだか楽しい気分になり、たくさん笑いました。いつの間にか、先ほどまでのどんよりした気持ちはすっきりと晴れ、「よし頑張ろう!」という気合いに変わっていました。生徒の笑顔に助けられ、元気をもらった体験でした。

 

私たちは普段、何も意識することなく同じ家族や友だちと顔を合わせています。そんな毎日の中で、周りの人への小さな微笑みや明るい振る舞いが、実は相手に大きなものを与えている時があります。

 そこで今朝は、『ほほえみをあなたに』(ロバート・バー)という詩を紹介します。

 ほほえみ、それは少しも元手はかかりません。しかし、多くのものを人に与えてくれます。
 ほほえみ、それは人に与えてもいっこうに減りはしません。しかし、もらった人を限りなく豊にします。しかし、このほほえみはお金で買うことも、人から借りることも、盗むこともできません。
 ほほえみ、それを生み出すのに少しも時間はいりません。しかし、それを受けた人の記憶の中には永遠に残ることさえあります。
 ほほえみ、それがなくても生きていけるほど強い人はこの世にいません。それがなくてもいいほど豊かな人もいません。
 ほほえみ、それは疲れ切った心に休みを与え、失望した人に励ましを与え、悲しんでいる人に光をもたらしてくれます。
 ほほえみ、それは人生のあらゆる問題に対して神が与えてくださる妙薬です。
 ある人はほほえむことができないほど疲れているかもしれません。だから、その人にあなたのほほえみをあげてください。あなたのほほえみを最も必要としているのは、その人かもしれないのですから。
 

 新学年が始まり、新しい友だちができた人も多いことでしょう。あるいはクラス替えによって今まであまり話したことのなかった友だちと話すようになった人もいるかもしれません。そんな出会いを大切にして、身近な家族や周りの友だちへ、少しでもたくさんの微笑みを与えられる日々を送っていきたいものです。

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